まんが文庫店

本当に、不朽の名作！
タイトルは皆さん聞いたことがあっても、実際には読んだことがない、という方も多いのでは？　最近は上戸彩ちゃん主演でドラマ化したので、話の筋を知っている方は多いかな？　でも、ドラマの比じゃありません！原作の感動ったら！　昔の作品なので古臭いかな？と思われる方もいるかもしれませんが、ぜんぜん古さを感じさせません。あの絵も、読んでいるうちに独特の美しさを感じてきます。読み始めてからはノンストップ！！私は一気に全巻読みました。これ、途中までしか買ってないと、本屋さんに走りたくなっちゃうのでは？？　コーチの生き方に、涙が止まりませんでした。
お蝶夫人が好き！
ヒロインの岡ひろみが、よき友人、先輩、コーチと出会うことで成長していく姿を描く、言わずと知れた超有名熱血スポ魂テニスマンガ。

さすがに岡ひろみが少しずつ強くなっていく様を読んでいると、力が入り、手に汗握り、応援してあげたくなります。しかし私は、岡ひろみよりも、彼女の先輩であり目標でもあった、お蝶夫人・竜崎麗香によりいっそうの魅力を感じます。勝ち続けることを期待され、その重圧に負けることなく答えを出し続けてきた天才。「すでに完成している」という理由で宗方コーチには選ばれず、テニス協会理事でもある父親には「捨石になれ」と告げられ、自分より上にいくであろう岡ひろみに協力をする。つらいこと、苦しいことがあっても顔には出さず、常に「天才」の仮面をかぶり続ける。そこまでせずとも、と思う反面、ここまでするからこそお蝶夫人なのだと、その精神力の強さには感動すら覚えます。

世界へと旅だっていった岡ひろみ、私の勝手な想像ながら、お蝶夫人がこのまま黙って見ているはずがない。必ず追いかけてゆき、いつか追い越すだろう、追い越してほしい。お蝶夫人という目標があったからこそ強くなれた岡ひろみ、今度はお蝶夫人のほうに目標ができたのだから。それともお蝶夫人のこと、すでに岡ひろみよりもさらに前の目標を見つけているかもしれませんね。

まだまだいけてる！永井豪！！
う〜ん・・・。
最近永井豪は何をしているんだろう・・・。
久しぶりに『バイオレンスジャック』を読んでみた。
昔から『絵柄』は特に好きではない。なのに物語に引き込まれていく。
それが荒唐無稽であればあるほどなのだ・・・。
そこで『黒の獅子』だ。
ジャンルは『戦国ＳＦ忍者もの』とでも言えばよいのか・・・。

とにかく絵に勢いがある。自由自在にキャラクターを動かしている。
アクションも、女性のヌードも、・・・も、
決して上手いというわけではないのだが、読み手を引きずりこんでいく
パワーは、今も色あせていない。
きれいにストーリーを終結できないところは、他の作品にも共通して
いるところだが、まだまだいけてるぞっ！永井豪！！！