まんが文庫店

シリーズが続けて読めます
アタゴオルシリーズは、いろんな出版社から本が出ていて、全部集めるのが面倒だったのですが、この本は１巻〜４巻に「アタゴオル物語」、５巻〜８巻に「アタゴオル玉手箱」、９巻と１０巻に「アタゴオル」に収録されていた話が入っています。初期のアタゴオルから、最近のアタゴオルまで　一度に楽しめます。アタゴオルが読みたいけれど、どの本を集めればいいか分からない方におすすめ♪　全１０巻＆外伝が有ります。
食い意地の悪いやつ
俗と欲のかたまり、その名もヒデヨシ。

思ったことや考えたことは後先考えず、つねに行動にうつす。例えば、友人と友猫が、遺跡の発掘をしているのを見ると、火薬石をぶち込んでめちゃくちゃにしてくれる。しかし、こんなヒデヨシを見捨てない（あきれているが）とても猫（人）の良い友猫や友人たちもいる、この人達なしでは、この漫画はとても語れないだろう。

いつかは一緒になるとは思ったけれど・・・
小角くん！
主役となって復活！
若かりし頃の面影を残したまま（というかそのまま）、
ドクターレイクも登場！
レイク６０歳、小角５０歳ちょい。
血液交換不老法は偉大だ。
私の好きな合歓も登場。
そして３５０６年にタイムリープ。
小角くんのママ唱が極悪デーヴァダッタとなって登場です。
昔の唱から考えると考えられません。

時代の違うダーヴァダッタとの戦いがひとつになるとは凄い。
（小角くんのシリーズはデーヴァダッタ系とはちょっと違っていたけど）
小角再登場
前のエピソードでは、自分のクローンの『影』（シャドウ）にいいところばかり持っていかれていた、彼ですが、今回は、、、というか、今回もあまりうれしいことはないみたい。

なんというか、気の毒な人だよね。
仕事ができるからいけないのかしら。
周りのために、自分の幸福をあきらめる、かわいそうな人。

というよりも、むしろ作者には、猫かわいがりされているからこそ
こんなひどい目に合わされているとも言えるかもしれない、、、

とはいえ、永都たちと、やっと合流した彼が、
これから全体の物語の展開をどんな風に担っていくのか楽しみです。
ずいぶん大所帯になったねえ。

あんまりだ…。なっとくいかん！
　作者はランが嫌いなのか？そりゃソネットは美人だしサイボーグだ。しかも悲惨な過去背負っちゃてて、ツボなのかもしれないが…。でも、人のオトコとるなんて！巨悪を倒しても、ランはひとりぼっち。この後どうするんだろう。…と、思ったので、ぜひランが幸せになるまで続き描いて欲しい。あれじゃかわいそうすぎます！
花とゆめ時代の傑作のラスト
NYのスラムで生まれ育ち、タロンの手によりサイボーグ化された超能力少女ソネットと、古代超人類の遺伝子を受け継ぐゆえの超能力を持ち､それをタロンにつけ狙われる小松崎蘭。二人はそれぞれ違う意味で社会の中に入ってゆけないアウトサイダーであり、そしてバードという青年を巡っての恋敵…。別マ時代の「さよなら雪うさぎ」で無二の理解者であり恋人を殺されたイワンの復讐劇、ソネットをサイボーグ化したメレケスのソネットにたいする親心も絡まりあい、ドラマとして複雑な様相を見せてきての驚愕のクライマックスです。

連載を雑誌で読まれていた方もコミックスを愛蔵されている方も、このラストシーンは愛蔵版出版のときにかなり加筆修正が入っており、唐突な形で終わったように見えるラストが著者の描きたかったものに近づいているようです。あとがきマンガにその事情も描かれていますので必読です。

内容で評価して欲しい。
連載時は面白くて期待していたのに、連載中止で未完になったのは 残念。連載中止になったということは人気が無かったということ だが、コアなファンには受けたと思う。 内容の薄い漫画が多い中、濃い内容なのは評価したい。
未完なのが残念
日本人はどこからきたのか？その源流は？古代日本史のとてつもなく大きな謎に挑んだ意欲作にして壮大な物語。になるはずだったのでしょうが、いろいろ事情があったようで未完のままです。
これからというところで終わってしまっているので、読後はスッキリせずにストレスが残りますが、そこまでは読み応え十分。伝奇ものが得意な作家だけに、史実、伝説、言い伝えや残っている習俗などを入り交えて、読者の前に少しずつ古代日本の姿を垣間見せてくれます。
作者はこの後同じテーマで『ヤマタイカ』という傑作を書き上げてはいますが、今回せっかく文庫化されたのを機に、加筆してこれはこれで完結させてほしかったです。
なぜ？
なぜ”未完”のものを出版したのでしょうか？
これにつきます。

本書の筆者あとがきにもあるように、”ヤマタイカ”のプロトタイプといえます。ですから内容的にも似た感じです。

ファンならｏｋでしょうが、”ヤマタイカ”をおすすめします。
「ヤマタイカ」の前に…
　内容は，「日本人はどこから来たのか？」を基本テーマに展開していきます。「アソ」，「アサマ」など「火山」にその秘密がある…と，まあこんなお話です。
　「ヤマタイカ」の前に本作があったのですが，何らかのトラブル（？）があったのか，途中で終わってしまっています。（「ブルーシティ」もそうですね）中途半端が嫌いな人は，「ヤマタイカ」をお勧めします。
　個人的には，「ヤマトの火」として完結して欲しかったと思います。悔やまれます。
読んでいてこれが漫画という気がしなかった
　本書を読んでいて学説・仮説(明らかな作り話おりまぜ)、
一つ一つ説明指摘されていくところが、明らかに「漫画」という
範疇を超え、イラスト入りの解説書ような趣で、古代史マニアの方を
除くとひどく退屈してしまうのではないか？
　また作者あとがきにもあるように本書は未完(？)のようで、尻切れトンボで、読み終わってもほとんど満足感が得られない。
　この度せっかく文庫化されるに合わせ、加筆・訂正されてもよかったのではないか。