まんが文庫店

日本のSF短編の最高傑作の１つ
〜小説、映画、漫画、アニメ等分野を問わず、日本の作家が世に出したSF短編の最良の一遍と言える。
ＳＦのアイディアも秀逸、そして本編を通した叙情性。
主人公の擦れ往く想い出が、ＳＦならではの一枚の風変わりな写真を通し、一気に心の裡から溢れ出す様は素晴らしいの一言。そして最後に伝えられた事。
クラーク等のＳＦ小説のファンにも誇りを持ってお勧〜〜め出来る素晴らしい一編です。〜
泣けます。
泣けます。泣けます。泣けます。
定番ＳＦ作品として残ってしかるべき
　ＳＦファンで星野作品にまだ巡り会っていない人がいるとしたら、それは不幸なことだと思う。ここに収録された作品は、どれを取ってもＳＦのモチーフを上手く使った読み応えのある短編である。ＳＦマニアにも納得して貰えるだろう。また氏の端正な作風は、あまりマンガを読まない方にも受け入れられるだろうし、大きな魅力でもある。

　「美神曲」「残像」「世界樹」「遠い呼び声」「海の牙」「暁の狩人」が収録されているが、個人的には「残像」と「遠い呼び声」のアイデアに脱帽。
　どの作品も最後には希望の光が差すような展開で、作者の人柄を感じる。
　復刊されて良かった。

アタゴオル以前
アタゴオル以前のますむら作品がＭＦ文庫から登場！
髭をはやしたテンプラとご存知デブネコヒデヨシが活躍する「ヨネザアド物語」を中心に「霧にむせぶ夜」などの短編を収録。

ちょっとグロテスクな表現の作品が多いので「アタゴオル玉手箱」くらいから入った方にはショックが大きいかも。

でも、それを越えた先にはますむら先生の原点が見えてくるハズ・・・

巻末の書き下ろしあとがき「初期回想」がまたうれしい一冊（＾＾）

ますむら作品を網羅したい方、必見！
又、これから知ろうと思ってる方は、この作品から入ってますむらワールドの成長を見ていくのも面白いと思いますよ（＾＾）/