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「ミノムシのプレゼント」をもらう女は、実はひどい女だった! 『ロン先生の虫眼鏡』「ミノムシのプレゼント」って、こんな後の方の回の話だったんだね! この話、以前、タレントの山瀬まみさんがTV番組(番組名は失念)のなかで、心に残っているマンガとして挙げた作品でした。偶然、そのTV番組を観ていて僕はとてもどきどきしました。 実は、山瀬さんと同年輩の僕も(多分、小学生時代)、当時、「ミノムシのプレゼント」を週刊少年チャンピョン誌上で読んで、強い印象を受けていたからです。 文庫化され1巻2巻にも収まっていなくてがっかりでしたが、3巻に収録されていました。 ミノムシのミノを染料で染めるというアイディアの奇抜さが幼い僕の心を惹き付けたのは確か。しかし、今読むと、プレゼントを受け取る女性のキャラがあまりにひどいことに驚嘆。今回は違うところに心が動きました。 作画の加藤さんの弁では、月刊少年チャンピョンにも2年半ほどこの作品を書いていたとのこと。3巻まででほぼ週刊誌連載分でしょうから、月刊誌に書いたものも含め、是非、第4巻として文庫化していただいきたいものです。 星4つは、動物や昆虫の知見がやや古びていたり、現在では常識だったりする内容もあるためです。しかしながら、基本は押さえられていますから、お子さんと一緒にいかがでしょうか。 「標本のつくりかた」から「飼い犬との接し方」まで お子さんの自由研究、手伝って!といわれても意外と知らない標本づくり。 ロン先生が詳しく教えてくれます。へぇ〜っと思うこと請け合い。 それから、身近なところでへぇ〜っと請け合いなのが、「飼い犬との接し方」 犬は飼われ方で家族の中での自分の位置を決めます。 それから嫉妬心も強いので、よその犬と遊んでいるところを見られると、ショックをうけるんだそうです。気をつけましょう。 そしてもうひとつ、 「たまごが先か?ニワトリが先か?」生物学的なロン先生の見解は? これは本書を買って読んで下さいね。
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